ブドウの栽培方法と病気

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ブドウの栽培方法と病気

あなたにオススメ

ブドウ品種の選抜および交雑について

●クローンセレクション

ブドウは種子からの栽培ではなく、挿し木で増やすのが一般的。

同じ遺伝子を持つ苗のことをクローンと呼ぶ。

※ピノノワール:アントシアニン色素の合成にかかわる遺伝子に変異が生じたもの

ピノグリ、ピノブラン

 

●マサルセレクション

自分の畑の中で好ましい性質の株を残していく方法で、集団選抜(マサルセレクション)という。

性質の良い株を選んで複数残す形をとるため、

クローンセレクションに比べると遺伝子の多様性が見込める

 

【フィロキセラ対策】とブドウ木の種類

南フランスのモンペリエ大学のジュール・エミール・プランション博士は

アメリカ産のヴィティスリパリア種、ヴィティスルペストリス種、

ヴィティスベルランディエリ種の根に強いフィロキセラ耐性があることを発見。

台木として接ぎ木した苗を植えることで被害を抑えた。

 

・ヴィティスリパリア種

湿った土壌に強い。早熟性、収穫が少ない。挿し木の際に根が出やすい。石灰質土壌に強い。

・ヴィティスルペストリス種

乾燥土壌に強い。晩熟成、収穫は多め。石灰質土壌に強い。

・ヴィティスベルランディエリ種

乾燥土壌に強い。石灰質土壌に強く、挿し木の際の根が出にくい。

 

出題のポイント:内容をざっくりと捉えて、消去法で回答を導けられるように。

 

あなたにオススメ

ブドウの栽培方法

垣根仕立て【主な産地】ボルドー・ブルゴーニュ・ドイツ・イタリアなど世界中で広く実施

⓵ギョ・サンプル(guyot simple)

長梢1本と短梢1本からなり、左右片側に長梢を誘引する。

翌年の長梢は当年の短梢からとる

 

⓶ギョ・ドゥーブル(guyot double)

長梢を左右に広げて水平に誘引する。

短梢から充実した枝が伸びるため、翌年の長梢は当年の短梢からとる。

 

⓷コルドン・ロワイヤ

ギョ式剪定法で長梢から伸びた結果枝をそれぞれ2芽の短梢として残す方法。

 

④棒仕立て

主な産地はモーゼル、北部ローヌなどの急斜面生産地

 

⑤株仕立て(gobeletゴブレ)

主な産地は南フランス、スペイン、ポルトガルなど乾燥地で樹勢の強くない品種

 

⑥棚仕立て(pergolaペルゴラ)

主な産地は降雨の多い日本、日差しの強すぎるイタリア、ポルトガルの一部、エジプト

ゴロ覚えはこちら

 

ブドウの病気

●ブドウの病虫害

ベト病(Downy mildew)…白いカビ状の胞子が形成される。

1878年にヨーロッパで発見される。

【対策】ボルドー液   

 

灰色カビ病(Grey mold)…ボトリティス・シネレア菌の影響

【対策】イプロジオン水和剤   

 

ウドンコ病(Powdery mildew)…白い粉状の胞子で覆われる。

1850年頃、ヨーロッパへ伝播。

【対策】硫黄、ベンレート   

 

・晩腐病(Ripe rot)…成熟期の果房を腐敗。日本での被害が最大。

【対策】ベンレート   

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●ウィルス病

・ブドウリーフロール(葉巻病)

・フレック

・コーキーバーグなど

※ピアス病は細菌による病害

 

●フィロキセラ…1859年に命名されたアブラムシ

【対策】アメリカ系品種の接木

 

花振い/花流れ(Coulureクリュール)…天候で受粉・結実が悪いなどで極めて多くの落果

が発生し果房につく果粒が極端の少ない状態になる事

【原因】若木、勢力が強い結果枝に生じやすい

窒素過多、ホウ素欠乏、強剪定、開花結実期の低温・多雨

 

ミルランダージュ(Millerandage)…小粒の果粒のまま肥大せずに果房に残る状態。

 

 

有機農法

有機農法Organic Agriculture オーガニックアグリカルチャー

●日本での規定:有機JAS規格を規定

『化学的に合成された肥料及び農薬を使用しないこと並びに遺伝子組み換え技術を使用しない事を基本として、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した農業生産の方法を用いて行われる農業』

●世界的基準

国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)が定めた

『有機的に生産される食品の生産、加工、表示及び販売に係わるガイドライン』

 

【有機ワイン】Organic wine オーガニックワイン

・日本での表示…有機農畜産物加工酒類、有機農産物加工酒類

・EUでの表示…「vio biologique」有機ワインについての規定が制定。

EUの共通ロゴと「vio biologique」をラベルに表示できる。

※2012年収穫分より適用

 

【Biodynamics】バイオダイナミックス ビオディナミ

・ルドルフシュタイナーが提唱

・農事歴を活用し、植物が持つ生命力を自然界のエネルギーで活性化し、安定した農業生産を目指す。

・月や他の天体の動きと植物の成長を調和させることを重視

・農薬を使わずにプレパラシオン(自然界に存在する物質を調合した調合剤)を利用。

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