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ソムリエ試験において出題範囲としても多くはないものの、どこが出るかわかりにくいのが日本です。教本を全部読むのは苦しい、、、全部読んでる時間もない、、、効率よく覚えて点をとりたい、、、すきま時間に勉強したい、、、などの方にお勧めなように要点をまとめてます。

日本のワインについて勉強していきましょう。

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日本ワインの歴史

ワイン造りは明治時代に始まり、今もなお発展が続いている。
国産ブドウからワインを造るワイナリーでは山梨県が多く、全体の3割弱が集中しいているが、輸入のバルクワインや濃縮果汁を原料とした果実酒を含めた総生産量は神奈川県、栃木県に続いて第3位です。

1627年
 福岡県で葡萄酒(ぶだうしゅ)造りが実施されていた

■1874年
 山田宥教(やまだひろのり)と詫間憲久(たくまのりひさ)によって甲府で初めて日本ワインが造られる

1890年
 川上善兵衛が新潟に岩の原葡萄園を設立

■ 1927年
 川上善兵衛がマスカットベリーAとブラッククイーンを開発

■ 1973年
 3年前の大阪万博の影響もあり、ワイン消費量が162%に上昇し、ワイン元年と呼ばれている

1975年
 ワインの消費量が甘味果実酒を上回る

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日本ワインの産地の気候

日本は南北に長い地形でワイン産地の緯度の差は18度。
ちなみにフランスは緯度の差は6度。

北限は北海道の名寄、南限は沖縄の恩納村。
日本の国土面積はドイツとほぼ同じだが、ドイツは平野部が多く、日本は75%が山。

ワインの主な産地の気候区分は概ね内陸性気候。
北海道の後志は海洋性気候。

 都道区県別のワイン原料用国産生ブドウの受入順位

受入とは各ワイナリーにおける国産生ブドウの使用量。
ワイナリーがブドウを受け入れた数量。
自県と他県からのブドウの受け入れ数量の合計をいう。
要するに各都道府県の日本ワイン醸造量。

1位 山梨県
2位 長野県
3位 北海道
4位 山形県
5位 岩手県
6位 宮崎県

日本のワイン法

日本にはEUのAOC法のような法律はなく管理しているのは国税庁でてワインのラベルの表示のルールと、果実酒等の製法品質表示基準を定めている。

地名の表示ルール

ワインの産地名・・・表示する地名で収穫したブドウを85%以上使用する場合名乗れる

ブドウの収穫地名・・・表示する地名で収穫したブドウを85%以上使用する場合に名乗れる

例えば、山梨で収穫したブドウを85%以上使って東京で醸造した場合、山梨産ブドウ使用の東京醸造ワインと表示する。
例えば、東京で収穫したブドウを85%以上使って東京で醸造した場合、東京ワインと名乗れる。

 ブドウ品種の表示ルール

単一品種の表示は単一品種を85%以上使用した場合。
2品種表示は2品種の合計で85%以上使用して使用量が多い順に表示する。
3品種以上の表示は表示する品種を合計で85%以上使用して使用量の多い順に表示する。

地理的表示制度

地理的表示は消費者に分かりやすい統一的な表示ルールとして、酒類の容器または放送に地理的表示をする場合は使用した地理的表示のいずれか一か所以上に「地理的表示」「Geographical Indication」「GI」の文字を併せて使用する。

これは産地名を独占的に名乗る事ができる制度で現在は「山梨」と「北海道」が対象となっている。

 日本のブドウ品種

 日本ワインとなる上位3位のブドウ品種

1位 甲州
2位 マスカットベーリーA
3位 ナイアガラ

 日本ワインの原料となっているブドウ

■東洋品種系・・・甲州

■ヨーロッパ系・・・
 ヴィティスヴィニフェラ(メルロー、シャルドネ、カベルネソーヴィニヨンなど)

■アメリカ系・・・ヴィティスラブルスカ⇒生食用が多く「フォクシーフレーバー」という独特な香りがある(デラウェア、ナイアガラなど)

■日本野生ブドウ・・・ヴィティスコワニティ(ヤマブドウ)、ヴィティスアムレンシス

■日本特有の交雑・・・マスカットベーリーA

 ブドウ品種の甲州について

甲州・・・やや薄い藤紫色

甲州のルーツには2つの説がある。
1つ目は【雨宮勘解由説】1186年に「城の平」において山ブドウの変生種を見つけて改良した。 2つ目は【大善寺説】718年に行基がブドウを持った薬師如来の霊夢に従い大善寺を建てた。

2013年に甲州のDNA解析をした結果、欧州種のヴィティスヴィニフェラのDNAに中国の野生種のヴィティスダヴィーディのDNAが含まれることが分かった。
甲州ワインの95%は山梨県で醸造されていて、甲州ブドウの栽培最北の地は山形県庄内地方の西荒屋。

 品種の交配について

■ケルナー=トロリンガー×リースリング
■ミュラートゥルガウ=リースリング×マドレーヌロイアル
■ブラッククィーン=ベーリー×ゴールデンクィーン
■マスカットベーリーA=ベーリー×マスカットハンブルク
■ヤマソーヴィニヨン=ヤマブドウ×カベルネソーヴィニヨン
■山幸=ヤマブドウ×清見
■甲斐ブラン=甲州×ピノブラン
■信濃リースリング=シャルドネ×リースリング

日本ブドウの仕立て方法

日本のブドウの仕立て方法は江戸時代から主に棚仕立てがメインで採用されている。
特に甲州とマスカットベーリーAでは棚仕立てが採用されている。
棚仕立てのかなでも3つの剪定方法がある。

X字剪定
 日本の伝統的な剪定仕立て方法。
 剪定などの管理に熟練を要し、成木になるまで時間がかかるか枝の配置の自由度が高く、樹勢がコントロールしやすい。

一文字短梢剪定
 水平方向に一文字に太い枝を配置する。シャルドネやメルローに採用している。
 新梢や房の管理作業が直線的なので作業効率が高い。

■H字短梢剪定
 水平方向に2列にH字型に枝を配置する剪定方法。

日本ワインの産地と特徴

山梨県

山梨ワインの歴史

■2008年
 北杜市が日本初のワイン特区に認定される

■2009年
 甲州ワインを海外にアピールするための組織「Kosyu of Japan」が発足

2010年
 甲州がOIVの認定品種に登録される
   甲州市が「甲州市原産地呼称ワイン認証制度」を制定

2013年
 マスカットベーリーAがOIVの認定品種に登録される
 国税庁が「山梨」をワイン産地として指定し、地理的表示「山梨」がスタートする

2020年 
 北海道池田町が開発した山幸がOIVの認定品種に登録される

山梨県の主な産地

■甲府盆地北西部
①北杜市
②韮崎市
③甲斐市
■甲府盆地西部
④南アルプス市
■甲府盆地中央部
⑤甲府市
■甲府盆地東部
⑥山梨市
⑦笛吹市
⑧甲府市

山梨県の産地の詳細

■甲府盆地北西部
 北杜市、韮崎市、甲斐市、八ヶ岳山麓も含む地域で新たな畑が開拓され注目のエリア。
 近年ブドウ栽培からワイン醸造まで一貫したワイン造りを目指す日本では数少ない「ドメーヌ型」ワイナリーもこの地には誕生している。

■甲府盆地西部
 南アルプス市の白根町、八田一帯。

■甲府盆地中央部
 甲府市の里垣、旧玉諸、甲運の一帯。ワイナリーは4軒。
 生育期間の平均気温は20℃越え、勝沼や韮崎に比べて高い。

■甲府盆地東部
 日本のワイン造り発祥の地で、山梨県のワイン造りの中心的な役割を担ってきた産地。
 甲州市、山梨県、笛吹市が属する。

 ・甲州市塩山地区
  日本においてデラウェアの栽培が始まったのが塩山地区の奥野田
 ・甲州市勝沼町
  甲州ブドウが集中して栽培されている。勝沼、東雲、菱山、祝地区の4つに区分される。   勝沼地区:鳥居平は高台に位置する
  祝地区:甲州ブドウ発祥の地。
      勝沼銀座と言われるようにワイナリーが12軒集中している。
  菱山地区:西から南西向きの斜面で勝沼町で最も標高が高く寒暖差も大きい。

長野県

長野ワインの歴史

■2003年
 長野県原産地呼称管理制度の導入。これは地域の復興をはかる事が目的とされる。

■2008年
 東御市がワイン特区に認定。

■2013年
 長野県が信州ワインバレー構想を発表。

■2014年
 塩尻市がワイン特区に認定され、「塩尻ワイン大学」を開講する

■2015年
 千曲川ワインバレーの8市町村が広域で特区の認定を受ける

■2016年
 長野県庁「日本酒ワイン振興室」が設置された

長野県の主な産地

千曲川バレー
⑨小布施町
⑩長野市
⑪東御市
⑫小諸市
日本アルプスワインバレー
⑬安曇野市
⑭松本市
桔梗ヶ原ワインバレー
⑮塩尻市
天竜川バレ―
⑯伊那市

長野県産地の詳細

■千曲川ワインバレー
 千曲川上流の佐久市から下流の中野市まで。

■日本アルプスワインバレー
 長野県西部に南北に延びる松本盆地は別名で安曇平、松本平とも呼ばれる。

■桔梗ヶ原ワインバレー
 松本盆地の南端の塩尻市全てを包括する産地。長野県ワイン造りの発祥の地。

■天竜川バレ―
 伊那盆地は東は南アルプス、西は中央アルプスに挟まれており、伊那谷とも呼ばれている。

北海道

北海道ワインの歴史

■2018年
 国税庁が「北海道」を地理的表示として指定

■2020年
 池田町の山幸がOIV認定ブドウ品種になる

北海道の主な産地

北端の栽培地の名寄市と南端の北斗市では296㎞の差がある。大部分は冷帯多雨気候。 4月~10月の平均気温は12.8~14.6℃でフランス北部のランス、ドイツのラインガウとほぼ同じ。

内陸性気候:池田町、富良野市、空知地方の岩見沢市、三笠市、浦臼市。
海洋性気候:後志地方の余市湾に面した余市町、函館湾に面した北斗市

ドイツ系の白ブドウ品種が多く、受入数量が最多なのがナイアガラ、次が赤品種のキャンベルアーリー。 ミュラートゥルガウ、バッカス、ケルナーは日本における全醸造量の大半を北海道が占める。 空知地方や余市町を中心に急速に増加しているのがピノノワールで日本のピノノワールの半分以上を占める。

十勝地方
①池田町
上川地方
②上富良野町
③富良野市
空知地方
④三笠市
⑤岩見沢市
⑥長沼町
石狩地方
⑦千歳市
⑧札幌市
後志地方
⑨小樽市
⑩余市町
⑪仁木町
⑫蘭越町
⑬ニセコ町
胆振地方
⑭洞爺湖町
檜山地方
⑮乙部町
⑯奥尻町
渡島地方
⑰七飯町
⑱函館市

北海道産地の詳細

後志地方
 ヨーロッパ系品種の一大産地。ワイン用ブドウの栽培面積、収穫量ともに道内1位。
 余市町は後志のワイン用ブドウの栽培面積の大半を占める。
 2010年ドメーヌタカヒコの設立。平川ワイナリーは有名。
 2011年にはワイン特区に認定される。

空知地方
 石狩平野の端に位置しワイン用ブドウの栽培面積、収穫量ともに後志に次いで2位。
 空知地方の浦臼町に日本最大規模となる自社農園を北海道ワイン(株)が所有している。
 ほかには岩見沢市、三笠市が属していて岩見沢市の宝水ワイナリーは有名。

山形県

山形県ワインの歴史

■1892年
 山形県南陽市赤湯町にてワイン造りが開始したとされている。
 酒井ワイナリーは東北最古のワイナリー。

■1916年から20年代
 フィロキセラによる壊滅的な打撃を受けて、山梨から伝来したデラウェアに切り替える。
 のちに山形県がデラウェアの栽培面積で1位となる発端となった。
 各種台木の栽培を手掛ける農家も現れ、現在の台木生産の約7割を占める土台となった。

■2016年
 上山市と南陽市がワイン特区に指定される。

山形県の主要産地 

主要産地は村山地方の上山市、置賜地方の南陽市と高畠市、庄内地方の西荒屋地区。 村山地方の朝日町はマスカットベーリーAの収穫時期が日本で最も遅い。 庄内地方の西荒屋地区は甲州ブドウの栽培として北限の地である。

その他の県

岩手県

日本ワイン生産量は国内で第5位。
1960年代、県内で比較的温暖な北上川流域の盆地にある花巻市大迫町でワイナリーのエーデルワインが設立された。
2011年の東日本大震災以降、地元を復興させようという機運もあいまってブドウ栽培が盛んになった。北上川沿いの北上盆地は盆地気候、沿岸南部は海洋性気候。 生産量は国内で5番目の生産量だが、日本全体の約3%にすぎない。 ワイン用ブドウ品種は1位がキャンベルアーリー。キャンベルアーリーの生産地は北海道、宮崎、岩手が3大産地。 リースリングリオンは県全体の14%を占め、日本全体だと96.5%に及ぶ。 ヤマブドウもワインの主要原料として栽培され、こちらも県全体の14%に及び、日本全体の45%を占める。

青森県

ワイナリーは5軒だが、日本最大のピノノワールの畑を擁するワイナリーがある。

福島県

2017年時点でのワイナリーは5軒。震災を機に設立されたワイナリーは3軒。

新潟県

日本ワインの生産は第6位。日本全体の2%に過ぎない。 新潟砂丘の一角の角田浜と越後浜にはワイナリーが集積しており、この一帯を新潟ワインコーストと呼ぶ。 1890年に川上善兵衛が岩の原葡萄園を設立し、今もマスカットベーリーAを中心にワイン造りを行っている。 生産量の1位と2位はシャルドネとメルロー。

富山県

2011年 富山県氷見市にて江戸時代から続く鮮魚の仲卸問屋が自社農園さんのブドウのみでワインを造る「ドメーヌ型ワイナリー」をスタートさせた。シャルドネ、アルバリーニョを造っている。

栃木県

全国10位。リースリングリオンのスパークリングワインが沖縄サミットの晩餐会で使用された。

東京都

現在ワイナリーは4軒。練馬区、多摩地区などのブドウを使ってワインを作る動きがある。

大阪府

ワイナリーがあるのは大阪市、柏原市、羽曳野市でワイナリーは7軒。 安土桃山時代に南河内地方の富田林村においてぶどう酒が名産だったと記録が残っている。 大阪の本格的なワイン造り大正時代。堅下村の高井利三郎が1914年にワイナリーを設立した。 1935年が最盛期でワイナリー数は119軒。 2013年には大阪市の街中にワイナリーを設立させ、「大阪ワイン」のブランドを守っていくことを主旨として大阪ワイナリー協会が設立された。

岡山県

2016年に新見氏哲多に100%自社畑産のドメーヌ型のワイナリーを設立。 テラロッサという石灰岩が風化した赤土もみられる珍しい地質が特徴。

福岡県

1627年 福岡県小倉藩の細川忠利の命によって葡萄酒(ぶだうしゅ)造りが実施されて「がらみ」(ヤマブドウ)を原料としたワインであると記されている。

宮崎県

都農町を中心にキャンベルアーリーなどの栽培が広がる。 宮崎県のブドウ主要産地は都農町と小林市。

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